米づくり
水管理にこだわった米づくり
夏にはホタルが舞う源流の里、丹波市。ここ丹波市市島町ではきれいな水がかかせない酒づくりが盛んで、150年以上続く酒蔵が3つもあります。もちろんお米づくりにも、きれいな水はかかせません。稲は田んぼの水の入れ方次第で、育ち方が変わります。私たちは毎日田んぼの見回りをして、水が多すぎないか、少なすぎないか、稲の状態を丁寧にチェックしています。気温、水温、降水量や台風、条件は毎年変わります。その年の条件に合わせて、水の管理を徹底し、肥料の成分や量を調整します。毎年最高の味を更新するために、丹精込めて日々お米と向き合っています。
冷めても美味ししいコシヒカリ
言わずと知れた「お米の最高傑作」コシヒカリは、独特の粘りと、噛むほどに広がる旨みと甘みが最大の魅力です。新潟県でつくられた品種ですが、現在は日本各地で栽培されています。地域によって味が異なり、「東の魚沼 西の丹波」と言われるほど、丹波産のコシヒカリは高い評価を得ています。盆地特有の寒暖差、粘土質の土、そしてきれいな水。丹波でつくられたコシヒカリを一度ご賞味ください。
味わい深い丹波のお酒
ひょうたん農場では、五百万石(ゴヒャクマンゴク)、但馬強力(タジマゴウリキ)、Hyogo Sake 85といった酒米をつくっています。中でも但馬強力は、栽培の難しさから一度は生産が途絶えた“幻の酒米”と言われていました。
そんな“幻の酒米”を復活させたいという熱い想いで集まった地元の酒蔵や農協と協力して、約60年ぶりの復活に成功しました。現在、丹波市内で但馬強力を生産しているのは、当社だけです。“幻の酒米”但馬強力で作ったお酒は西山酒造で販売されています。
すっきりした味わいの五百万石
美味しいお酒をつくるには、粒が大きい、たんぱく質が少ない、そして“心白(お米の中心部)”がきれいな酒米がかかせません。数あるお米の中でも、「酒造好適米」というお酒造りに適したお米があり、五百万石はまさにその代表格。ひょうたん農場では、お米や土に含まれる成分を分析し、より洗練された酒米づくりを目指しています。
ひょうたん農場で栽培した五百万石だけでつくられたお酒は山名酒造で販売されています。すっきりとした中にも、しっかりとお米の旨みが残る味に仕上がっています。